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犬の散歩…5分

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    さてさて(2月2日のブログの続き)
    そのような訳で、彼女の練習法が
    明らかになったYさんの表情は
    別人の様に輝きはじめました。
    オトナになると
    「頭で分かっていること」で
    自分を追い込むことがありますね。
    私のもとにいらっしゃる
    オトナの生徒さんには、
    以前も認めたように、
    子どもの時に諦めてしまった
    ピアノに「再チャレンジ!」
    との思いで再スタートした方が
    かなりいらっしゃいます。
    それゆえに
    「今更、練習時間がとれない」とか
    「練習していないからレッスンに
    行きにくい…。
    かといってここでやめたら
    また同じことの繰り返し!
    辞めたくない…!でも…」
    と雁字搦めになっている方が
    いらっしゃいます。
    Hさん!
    Yさんの30分練習のことを
    お話させていただきました。
    するとHさんはYさんよりもっと
    重症!(笑) かなり達者に弾けるHさんの
    現実は、お仕事はかなり…どころか
    相当ハードな外資系企業。
    ちょっとやそっとでは
    ピアノの練習時間が生まれない?
    そうかなぁ????
    ここで山季がみつめたのは、
    「その人のプライドと性格」
    そこをよ〜〜く見極めないと(笑)
    それにしても、何故、ここまで
    ピアノの先生(山季)が
    考えなければならないのかな?
    そうひとりで思いながらも…
    第一、職業ではないのだから、
    やりたい時に弾けば良い!
    できる時に弾けば良い!
    それで良いのですよね(苦笑)
    でも
    『やるからには!…精神』の方は
    そうはいかない!
    あははは…
    そして、私もそれじゃ面白くない!

    Hさんの出勤は早い、帰宅は遅い。
    でもピアノは絶対に弾きたい!
    Yさんよりはるかに
    自由になる時間はないし、
    Yさんよりかなり年上のHさん。
    それも考慮しなければなりません。
    その上、住宅事情で
    練習できる時間制限もあります。
    アコースティックピアノで、
    消音機能も付いていないからです。
    我々プロも
    若い頃の「1日弾かないツケ」と
    半世紀以上生きた人間の
    「1日弾かないツケ」には
    悲しいかな格段の差があります。
    という訳で彼女にも月平均を…
    いや、平均を出すまでもなく
    「最低5分」ラインをご提案。
    毎日必ず手帳に練習時間をメモ。
    その5分間に何をするか…
    1小節を左右別々に弾く。
    間違えなくなるまで。
    1小節が長すぎれば(笑)
    1拍分の音を
    片手で、ノーミスになるまで。
    間違っても
    両手は合わせない!
    翌日は前日やった箇所は仕方なく
    1回だけは弾いても良い。しかし
    本当は今日の予定の部分だけの
    練習をしていただきたい。
    間違っても
    前の日の部分から今日の部分を
    繋げて弾かない!
    そしてもちろん、弾ける日は
    いくらでも練習してください!と。
    ここまでお話するとHさんは
    「なるほど、犬の散歩のつもりで
    練習すればいいんだ!」
    山季…????????
    要するに、犬の散歩は
    時間が有ろうが無かろうが
    毎日しなければならない。
    時間がない時は短く散歩。
    時間のある時は
    公園まで足を伸ばしたり…的な感覚
    で練習する、とのことらしいです。
    それでも
    練習出来ない時はどうするか?
    私はHさんにお尋ねしました。
    「ところでピアノのお掃除は
    どうしているの?」
    すると返答は悲しいものでした。
    「ならば、5分すら弾けない日は
    ピアノの鍵盤蓋を拭く!
    それも練習の中に入れましょう。」
    と相成った次第。
    でもHさん、嬉々としてピアノに
    お向かいのようです。
    手帳の毎日の欄に「拭く」の文字が
    増えないことを願っております。
    山季布枝 * 山季の気まぐれブログ * 22:50 * - * - * - -
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