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手が…

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    その昔(笑)、留学から戻り、
    茶道のお稽古に行くよう、母に
    連れられて行っていた頃のお話。
    大変厳しい先生でしたが、
    最初にご注意をいただいたことが、
    今思い出しても笑えるのです。
    その前に…
    祖母や母から子どもの頃から
    常日頃、「女性の仕草」について
    よくお小言を賜りました。
    馬耳東風…の私。
    ピアノを仕事にしているから無理!
    という理由で無視していたことが
    ひとつありました。
    大きな手、少しばかり長い指を
    持つ私です。
    明治生まれの祖母にすれば、
    人前で大きな掌を動かす私をみて
    「お行儀が悪い!人様の目の前で
    きたない手を動かすでない!」
    と。
    女性は少しでも上品な動きをせよ!
    そのために人様の前では親指を
    内側に入れて、他の指も少し
    丸めて手を小さく見せなさい!
    お写真を撮る時など手は重ねて!

    一方で、指の間を広げる練習!
    親指の付け根はしっかり出す!
    そんな意識で毎日トレーニングして
    いる私でした。

    しかし、それほど「手の仕草」は
    美しさを表現する大切なポイント!
    これはよく分かります。
    色々な舞踊などを《厳しく正しく》
    習得した方々は、男女問わずに
    手の表情が美しいですね。
    嫌味のない動きです。
    …ここまで女性らしくない、
    骨ばった大きな手を携えた私は
    動きがうるさくならぬよう、
    日々、意識はしてはおります。

    話を戻して…
    その茶道の先生に
    最初に指摘されたのが、私の
    お茶碗を持つ手についてでした。
    「お茶碗を覆うような持ち方は
    ご無礼!」
    覆っている訳ではなく、覆っちゃう
    あははは… なんのかんのと説明を受け
    確かに無骨な手だわ…と
    ジッと手を見る…(笑)
    お茶碗の持ち方でこの有様、
    お棗にいたっては…(苦笑)
    それ以来、世間に身を置くときは
    なるべく手は出さぬように
    意識しております。

    フィギュアスケートの女子も
    ロシアの少女?たちの素晴らしい
    パフォーマンスに、というより
    美しい容姿に目を奪われました。
    それにしても日本人は生活の中で
    手の動き、手を動かして表現する
    その歴史が無いからか、
    自身の意識も薄いようです。

    フィギュアスケートの坂本花織選手
    とてもよく頑張っていました。
    しかし浅田真央さんの時も感じ、
    残念に思いましたが、
    手の動き、手先が美しくない!
    宮原知子選手は、それでもとても
    意識していました。
    全ての指導者陣が、
    爪の先までの「美」についての
    シツコイまでの拘りを持って
    365日24時間60分60秒、選手自身に
    気を抜くことなく生活することを
    要求すべきでは?と
    門外漢の私は思いましたが…
    ネイルで飾っても
    美しい形、
    美しい動きがなければ…
    と思います。
    山季布枝 * 山季の気まぐれブログ * 22:15 * - * - * - -
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