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やっとピアノのお話

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    昼食の後、5人で記念撮影をして
    公園内に落成して演奏会場となる
    「英才榭」へ向かいました。







    建物の反対側には大きなお池が
    あります。






    そして、正面玄関前で見たものは

    懐かしいオート三輪車!
    だけど…
    ん?

    ピアノが!
    昨日、ホテルの会場で弾いた
    あのピアノが…

    エッ?オート三輪車の後ろに!
    スタッフの言う「3本脚のピアノ」
    が積まれていました。

    運転手の頭の上には屋根が!
    でもピアノの上には屋根は無し!
    そして
    大屋根(ピアノの蓋)は外されて…
    3本脚の後ろ1本は外されて運搬!

    3輪車に載せたまま外されていた
    1本の脚を嵌め、そのまま3人で
    大テーブルを運ぶかのように
    会場内に運搬!
    雨が降っていたらどうしたかしら?


    「3本脚のピアノ」
    これは大切なメッセージ付きの
    単語です。
    スタッフのおひとり、総経理長?の
    黄偉中さんが私に何度も
    「山季先生、3本脚のピアノを
    ご用意できました〜!」
    と何度も、満面の笑みをたたえて
    私におっしゃいました。
    「3本の脚が付いている」から。

    山季門下のMさんが5年前に
    彼女の生徒さんのご親族の
    結婚披露パーティーin上海に
    招かれ、お祝いにピアノ演奏を
    頼まれ上海へ行ったのです。
    披露宴開始前にピアノを触りに
    行くと、ピアノには脚が無く
    床に平置き…
    お祝いに演奏予定の
    F.リストの「愛の夢・第3番」…
    どころじゃない!と思った!
    とのお話を当時伺った時は、
    私も大笑いしました。
    まぁ、本番には脚もつけられ、
    彼女は無事に演奏したそうです。
    ただしパーティーは戸外だったので
    演奏中の彼女の背中を
    中国の蚊が何度もアタック!(笑)
    ステキな殿方のアタックでは
    残念ながらなかった…(苦笑) そう、中国ではまだ時々、
    ピアノに脚がとり付けられてない
    ことがよくあるそうです。
    だから「3本脚のピアノ」は
    重要なポイントなのです。


    前日の会場のピアノ。
    青木氏の発声練習風景です。



    初めて演奏した
    中国製のグランドピアノです。
    でも調律はほぼ出来ていました。
    弾いていてどこを弾いているのか
    分からなくなるような音程では
    ありませんでした。
    有難いピアノでした。

    あとでお話を伺ったのですが、
    あの地域には、
    貸出し用の3本脚ピアノは
    このピアノしかないとか。
    ましてホテルの入口階ではなく
    上の階に搬入させるのは、
    最初は無理!
    というお話だったそうです。
    そこを頼みに頼んで
    とても大変だったそうです。
    本当に、有難いこと、
    そして、申し訳ない気持ちで
    いっぱいになりました。

    落成記念式典は日中平和友好の
    意味を込め、様々な日本文化の
    紹介もされました。
    書道では堤千恵子先生が
    素晴らしい書をお客様の前で
    ご披露なさり、そこに
    日本からは山森会長、
    中国の代表は王さんの名前が
    記されました。







    その後、我々はリハーサルを終え



    このプラカードの演奏者紹介は
    どのような内容かわかりません。
    私の紹介は若干違うようで(笑)

    ところで私の紹介の左隣は
    どなたかな?
    2階の控え室で出番を待ちました。
    そしてコールされて1階へ!
    すると3本脚のピアノを必死に
    お探しくださった黄氏が、
    本番2分ほど前に
    「山季先生、これから中国の歌手が
    歌う北国の春を伴奏して
    いただけませんか?」
    我々のコンサートのプログラムに
    中国の歌手が参加???
    とにかく色々変化変更のある(笑)
    この度の演奏旅行!
    なんでもアリ!
    とは心得ていましたが、
    いきなりお顔も知らない、
    声も聞いていない歌手の、
    いやいや、それよりもなによりも
    楽譜も無い、キーも分からない…
    まして、演歌?
    はじめは固辞したのですが、
    黄さんの目を見て…
    「その歌手のキーも分からないし、
    前奏もわからない…。
    リハーサルも無し!
    ぶっつけ本番でよろしいですか?」

    黄さんは「彼は2曲歌います。
    1曲目はカラオケで。山季先生、
    その彼の歌声をきいて
    北国の春のキーを決めてください」
    え〜〜っ、
    そんなこと出来ない(苦笑)
    でも本番直前でごちゃごちゃ言って
    いる時間はありませんでした。
    橋本京子さんの伴奏、
    青木純さんの伴奏、
    そこに中国の男性歌手が登場!
    1曲目「桃の花」(だったかな?)
    素晴らしい歌声をステージ下で
    聴かせていただきました。
    そしてそのステージ上で
    彼にキーを尋ねましたが、
    英語が通じず…
    小声だから聞こえなかったのかな?
    ミソソ〜ラソミソ ラドドレミ
    で始めました。
    中国語での北国の春ですからね。
    何番の歌詞まで歌うのかも不明!
    必死でしたね〜〜あははは!
    とにかく終わりました。
    歌手と握手して終わり。
    次いで私の独奏!
    もうピアノがどうの…
    などの次元ではなく、でしたね。
    再び独奏の後は青木氏の歌。
    青木氏と橋本氏の二重唱…
    皆様にお喜びいただけたようです。

    今日はここまで。
    「3本脚のピアノ」=グランドピアノ
    お判りいただけましたか?
    山季布枝 * 山季の気まぐれブログ * 21:05 * - * - * - -
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