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ヌレエフ・ガラ

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    9日に心ウキウキ…待ちに待った
    ウィーン国立バレエ団公演の初日に
    出かけました。
    オーチャードホールにて
    ヌレエフ・ガラ(R.ヌレエフに捧ぐ)

    海賊(M.ルグリ版)の
    2本をひっさげての凱旋公演。
    実は私の妹がルグリの大ファン。
    私はといえば
    ウィーンで観続けたヌレエフ!
    彼によって見いだされたルグリ。
    彼は恩師ヌレエフの偉業を
    世に出すべく、2011年に
    ウィーンでヌレエフ・ガラ
    をスタートさせました。

    1985年、ヌレエフは彼が抜擢した
    ルグリをウィーンデビューさせ
    ましたが、私にその記憶はなく…
    その後、世界中でルグリ出演公演は
    常にソルド・アウト!

    さてさて、ヌレエフについて…
    伝説のパートナーと言われた
    M.フォンテーンとのコンビは
    残念ながら観ることは
    かないませんでした。
    ロシア人であった彼は1961年、
    公演中に亡命。
    亡命…と言って、
    分かる人がいれば幸いです(笑)。
    彼は古典作品の改訂版に熱心で
    1964年に「白鳥の湖」を創作し
    ウィーンで彼自身が主演しました。
    亡命後、活動拠点をウィーンに
    定めた彼は「ヌレエフ版」
    と呼ばれる改訂作品を
    多数つくりました。
    彼がウィーンでの活動を始めて
    その約10年後に、私が
    ヌレエフ改訂版の白鳥の湖を
    観ることになった訳です。
    えっ?白鳥の湖ってこうなるの?
    というヌレエフ版でした。
    ニジンスキーの再来と言われた
    ヌレエフ!
    最後まで美しかった!

    今回の公演は残念ながら私には
    期待外れ…
    ルグリも、
    「芸術監督は2020年まで」と
    意思表明を出していますが、
    彼の指導を全てを受けとめられる
    器を持つダンサーはいないなぁ、と
    真似はできても… 根本的な感性、世界の違いを
    見せつけられたよう。
    後半の「シーニュ白鳥」…
    プリセツカヤの瀕死の白鳥と
    「比べてはいけない!」
    とはわかっていますが、
    私にとっては不必要な映像も流れ
    がっかりでした。
    ルグリ氏ももちろん彼自身の
    年齢のことを考えての
    演目&選曲でしたが、
    手をひとつ上げてもやはり美しい…

    「ヌレエフ・セレブレーション」
    では、《くるみ割り人形》や
    《白鳥の湖》からの抜粋でした。
    しかし面白くない!
    音いっぱいいっぱいに踊る
    ダンサーが少なすぎる!
    拍子通りではありますが、
    バレエの美しさって違うでしょ!

    まぁ、そのレベルで良い、と
    許されるのなら何も言えませんね。
    かなりがっかりなのでした。
    ヌレエフ、バリシニコフ、
    ジョルジュ・ドン、ルグリ…
    をみてきた私には
    今の若い彼らに切に願います。
    過去の名舞踊家、天才舞踊家の
    踊りをよ〜く観て、
    素晴らしい肉体を音楽にのせて
    表現する奥義を極めてほしい。
    とにかく、頑張ってほしいです!
    山季布枝 * 山季の気まぐれブログ * 23:55 * - * - * - -
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