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徒然なるままに

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    このところ、ゆっくり書店に
    入り浸る余裕が無い私は
    有り難いことに生徒さんから
    お勧めいただいて、
    手にする本が結構あります。

    今回はお勧め…というより
    その生徒さんがお読みになって、
    「山季先生がおっしゃったこと、
    それがそのまま記されていました」
    というお話でしたので、
    ものを知らない私は
    そのお若い生徒さんに
    何という本かを尋ねました。
    すると【徒然草】とのお答え!
    そして自身、苦笑。
    中学校?高校?でお習いした
    【徒然草】です。
    さっそく購入しようと試みるも
    その現代語訳は絶版!
    どうしたものか?と思いあぐね
    別の読書家の生徒さんにお話しし、
    Amazonで探していただき
    購入してもらいました。

    【徒然草】は吉田兼好の随想録、
    いわゆる思想書。
    その吉田兼好も間違えで
    卜部兼好(かねよし)、
    のちに出家して
    法名が兼好(けんこう)なのだ
    とも知らず…
    この家が後世になって吉田姓を
    名乗ったから吉田兼好!…とは

    大伴茫人 編(ちくま文庫)
    現代語訳でも何度も何度も
    繰り返し読み…
    ふ〜ん(笑)程度です。

    その第150段「芸能の身につけ方」

    芸能を身につけようとする人が
    「うまくできないうちは、
    なまじっかこういう事を
    していると人に知られまい。
    こっそりと十分に習得してから
    人前に出るのこそ、
    たいそう人も感心するだろう」と、
    必ず言うようだけれど、
    そういうことを言う人は、
    一芸も習得することができない。
    まだまったく未熟なときから、
    上手な人たちの中に交わって、
    馬鹿にされ笑われても恥ずかしく
    思わず、平気な顔で過ごしながら
    その芸を好んで励む人が、
    生まれつきの才能がなくても、
    中途で止まらず、
    自分勝手なことをせずに
    年月を送れば、
    能力のあって励まない人よりは、
    最終的に上手の位に至りつき、
    人徳も備わって、
    世間の人に認められて、
    並ぶ者のない名を得ることだ。
    天下に認められた
    芸の上手であっても始めのうちは、
    才能がないという評判もあり、
    話にならないほどの欠点もあった。
    けれどもその人が、
    その道の決まりを正しく守り、
    これを重んじて
    勝手気ままなことをしなければ、
    世の模範として、
    万人の師となることは、
    どの道でも
    変わることのないはずだ。


    その道の決まりを正しく守り
    勝手気ままなことをしない
    これは本当にすべての道に通ずる
    ことですね。

    この年齢になったからこそ
    日本の古典文学が楽しく読める
    のかもしれません。
    ちょっと嬉しい…
    山季布枝 * 山季の気まぐれブログ * 22:35 * - * - * - -
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