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ロンドンでのリサイタル

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    第4回目となったロンドンでの
    リサイタルも無事終わりました。

    マネージャーのグレンさんの
    うっかりミスで、
    11月15日夜のコンサート枠を
    ダブルブッキングしていたことが
    7月に判明したのです。
    1年前に契約書にサインしたのに…

    私の契約は11月15日の夜の時間。
    もう一方の出演者は14〜15日の
    両日で成し得る演目だったために、
    私がその日を譲った方が良いと
    判断しました。
    その件が発覚したのは、
    ヴェニスでのリサイタルが
    11月17日に決定してしまった後で、
    飛行機のチケットも購入済み。
    グレンさんは、
    「エアチケット代を出すから
    他の日に変更して欲しい」
    とまでお申し出くださいました。
    日本を留守にする時間も考え
    日にちは変更せずに、同日に
    アフタヌーンコンサートを開催
    してみようと思いました。
    ところがその後、山季のお客様は
    皆さん、口を揃えて「昼は無理!」
    そんな私の事情を知って、
    グレンさんは彼の熱意でお客様を
    お集めくださり、当日は満席。
    有り難い限りです。
    本当に素晴らしいマネージャーで、
    私はチケットフリーで
    (その代わりに完全予約制)
    開催しました。

    ロンドンのリサイタルでも
    必ず短いスピーチを混ぜますが、
    やはりお昼間のお客様の雰囲気は
    夜のお客様と違い、硬いのです。
    最前列にはお二人の金髪銀髪の
    老婦人がお座りでしたが、
    このお二人が曲者…(苦笑)
    鼻水をずーっとすすったり、
    ティッシュを鞄から取り出すにも
    ワサワサ…ジャリジャリ…。
    そのうち小声でしゃべって…。
    演奏にどうにも集中できず。
    彼女らの後ろにお座りのお客様も
    堪えていらっしゃるようでした。

    前半のプログラム
    J.S.バッハのフランス組曲第6番
    L.v.ベートーヴェンのテンペストを
    弾き終えたものの
    少し気落ちして楽屋に引き上げ…
    後半はどうしようか…
    心配しても変えようもないから
    go!go!Let’s go!!!

    後半はメンデルスゾーン=リストの
    「歌の翼」からスタート。
    馴染みあるメロディから開始。
    それが功を奏し、客席の雰囲気が
    とてもリラックスしました。
    最前列のご婦人たちもニコニコして
    お座りでした。
    それに、私が集中したからか?
    あちらがお慣れになったのか
    ゴソゴソガサガサも無く!
    不思議です。

    最後の曲はザウワーの
    「コンサート・ワルツ」。
    あらら…お客様がノリノリ♪
    多分ご存知の無い曲なのに、
    とても楽しそうでした。
    アンコールになって入場した方が
    数名いらしたので、
    これは直ぐには終われない!
    などという気持ちも手伝って
    前半とは大違いの気分になり
    予定にはない曲数のアンコールを
    演奏させていただきました。
    マネージャーさんもビックリ。

    楽屋に戻って関係者たちに
    言われたことは
    後半は心が湧き上がるような
    気持ちになった。
    お客様の気持ちを
    ガブっと掴んだようだった。
    次回は前半からこのような
    お客様の心を鷲掴みするような
    プログラムに!
    と。

    有り難いことでしたが、
    それはそれで…(苦笑)

    楽しかった、来てよかった…
    というご感想を頂戴し、
    ただただ感謝の山季です。



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    山季布枝 * 山季の気まぐれブログ * 18:40 * - * - * - -
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